2025年6月25日 コラム 単元テストで高得点なのに定期テストで点数が取れない

『単元テストではいい点数が取れるのに定期テストではなかなか点数が取れない・・・』
という相談を受けることが多くなりました。
定期テストを実施しない、もしくは回数を減らす中学校が増えてきています。
定期テストを行わない学校では日頃の小テストや単元テスト、授業態度や提出物などが評価の重要要素となります。
単元テストは「単元ごとの理解度や知識の定着度を確かめる」ためのテストです。
単元を中心とした問題が出題されるのでテスト範囲は狭くなるため、勉強すべき内容がはっきりしていて混乱せずにテスト勉強がしやすいので比較的得点しやすいです。
一方で定期テストは「5科目から複数の単元の範囲」から出題されます。
範囲が広く学習内容の総復習や応用力が求められます。
学校によっては「入試を意識した問題」が出題されるため
一夜漬けと言われる「詰め込み勉強」では得点することが難しいです。
短期間の記憶では持続的な学習効果は期待できないため
早い段階でテスト範囲を確認して計画的に学習を始める必要があります。
テスト範囲を明確にせず学習を続け、テスト範囲の復習が終わらずにテスト直前になって慌ててしまい得点できなかった生徒もいます。
定期テストが減って喜ぶ生徒もいますが
単元テストだけでは学力位置を把握できず、学校の学習だけでは志望校対策が不足する恐れもあります。
消えゆく定期テスト・・・このままでいいのでしょうか。
賛否両論はありますが。
日頃から塾や家庭でコツコツと継続的に勉強をする習慣をつけましょう。