市に対して要望することや聞いてみたいことを直接伝えることができる貴重な時間でした。小中高校生の教育に携わり約17年。不登校の生徒の「学びもれ」について何か支援できないかと思い調べ、東京都の事例をもとに『デジタル機を活用した支援』ついて意見を述べさせていただきました。

学校で配布されたPCを使い、学校との関わりや学習の継続を希望する生徒や保護者のために板書内容がわかるように黒板全体を投影し、教室にいる生徒がタブレットを持ち実験内容を配信する。全学年分配信することにより自分に必要な内容を『さかのぼり』ながら学習できる。また、学校行事を配信することで学校の雰囲気を味わえる。

オンラインで学校と繋がっていることにより、生徒が「学校復帰」したいと思った時のハードルが低くなるかもしれないと思いました。

江別市では9,000人の生徒に１台あたり約７０，０００円のPCが配布されています。しかし、学校配布のPCを持って帰ってきても自宅では本人所有のスマホやタブレットを使うことが多いので、うまく活用できていないこともあるようです。

自宅から近くないすぽっとケアにもなかなか「行こう」と思えないこともあり、不登校の生徒は学習する時間が他の生徒より圧倒的に少ないことが現状だと思います。

江別市ではオンライン配信に向け動いているようです。

不登校の生徒にはさまざまな子どもたちがいますが、「学校復帰したい」と思う生徒の背中を押せるように、また「勉強したい」と思う生徒の手助けとなるように早急に対処していただきたいです。学校での勉強は日々進んでいて、その間に学校に行けない生徒の「学びもれ」がどんどん多くなっています。

特に、中３の生徒は受験シーズン真っ只中です。

「偏差値がなく面接や作文を含めて総合的に判断する」と言っている高校でも学力試験があります。万が一ドロップアウトしてしまい、高等学校卒業認定試験を受験しようとしても、中学生〜高１までの学習内容が主な試験範囲です。

制度を整えるまでに時間がかかるのは十分承知していますが、早く環境が整うよう願っております。

以上、わじまのつぶやきでした。